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金属スクラップ買取 豆知識

レアメタル
ニッケルの先物価格とは?今後の価格推移やニッケルの概要などについて解説
2023.4.5

「ニッケルの価格ってどうやって確認できるの?」

「ニッケルの価格って上がっている?」

「そもそもニッケルってどんな金属?」

 

このようなお悩みをお持ちの方に、ニッケルの価格や今後の価格展望、ニッケルの概要について解説します。

 

ニッケルの価格

ニッケルをはじめとする金属の取引価格は、ロンドン金属取引所が発表する価格で決まります。ロンドン金属取引所は英語表記で「LME(London Metal Exchange)」といい、世界最大規模の金属専門取引所です。

 

18世紀後半に起きた産業革命による製造業の急成長および金属の需要拡大をきっかけに1877年にロンドンで設立されました。ロンドン金属取引所では、ニッケルを皮切りに、銅やアルミニウム、亜鉛などを取り扱っています。

 

ニッケルの価格は上昇する可能性がある

ニッケルの価格は2007年をピークに下落傾向にありましたが、2017年に再度上昇しつつあります。また、ロイター通信が2022年9月に報じたニュースによれば、エネルギー移行に伴う電気自動車用バッテリーの需要拡大に伴い、ニッケルの需要はさらに高まるといわれています。

 

ニッケルの世界需要は2030年までに2022年の需要と比較して約40%増の6,200万トンになるともいわれており、需要拡大に伴ってニッケルの価格は今後も上昇する可能性が高いです。

 

ニッケル相場

金属の種類

金属の種類は次の3つに分類されます。

 

  • 貴金属
  • ベースメタル
  • レアメタル

 

それぞれ詳しくみていきましょう

 

貴金属

「貴金属」は希少性および耐腐食性の高い金属のことです。一般社団法人日本ジュエリー協会の定義では、次の金属を貴金属とみなしています。

 

  • 白金族の6種類
  • プラチナ
  • パラジウム
  • ロジウム
  • ルテニウム
  • オスミウム
  • イリジウム

 

ベースメタル

「ベースメタル」は「卑金属」ともいい、貴金属や鉄くずではない金属のことです。

 

銅や鉄、亜鉛、アルミニウム、鉛など、生産量が多く、多くの分野に用いられている金属の場合、ベースメタルに分類されます。

 

レアメタル

経済産業省が2011年11月に公表した「レアメタルのリサイクルの係る現状」において、レアメタルを以下のように定義しています。

 

「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属」のうち、工業需要が現に存在する(今後見込まれる)ため、安定供給の確保が政策的に重要であるもの」

 

引用:経済産業省-レアメタルのリサイクルの係る現状

 

以上の点から、産業利用が多いものの、希少で安定供給のしにくい非鉄金属がレアメタルと解釈できるでしょう。また、レアメタルの1種にレアアースと呼ばれる金属もあります。

 

レアアースは「希土類」とも呼ばれ、希少価値が高く、混合酸化物が分離しにくいといった特長があります。

 

そもそもニッケルとは?

「ニッケル」とは、原子番号「28」、化学記号「Ni」で、銀白色の光沢が特長の遷移元素金属です。金属の種類としては「レアメタル」に分類されます。

 

ニッケルの名称はサクソン語で「Kupfernickel」、日本語では「悪魔の銅」という言葉が由来です。これは15世紀末に鉱夫が銅に似ている赤褐色の鉱石でありながら、銅の遊離が困難で、中毒症状を起こすと考えたからだといわれています。

 

ニッケルの歴史

ニッケルは古くから利用されている金属です。その歴史は古く、最古のものだと2000年以上前の金属製文化遺産の中からみつかっています。

 

ヨーロッパでは、貨幣や洋食器など、様々なものに使用されており、人々の生活には欠かせない金属となっていました。19世紀に「ニッケルめっき」や銅・亜鉛との合金である「ニッケルシルバー」などが生まれるとさらに幅広い分野で用いられるようになります。

 

また、20世紀初頭にステンレス鋼が発見されたことによって、ニッケルの有用性が明らかになったことや、技術開発が進んだことによってニッケルの需要は上昇傾向にあります。

 

ニッケルの産地

ニッケルの原料となるのが「ニッケル鉱石」です。ニッケル鉱石には「酸化鉱」と「硫化鉱」の2種類があり、種類によって産地が大きく異なるのが特長です。

 

「酸化鉱」は熱帯諸国の地表付近に存在しているといわれる鉱石であり、産出地はインドネシアやキューバ、フィリピンとなります。一方、「硫化鉱」は大陸国で産出されるため、ロシアや中国、オーストラリアなどが主な産地となります。

 

ニッケルの代表的な特長

ニッケルの代表的な特長として次の2つが挙げられます。

 

  • 耐食性が高い
  • 電気伝導率が高い

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.耐食性が高い

ニッケルは鉄やコバルトと同様に、鉄族元素が含まれている金属ですが、耐食性が高いため、錆びに強いです。そのため、鉄のように赤錆によって、ボロボロに腐食する心配がありません。

 

ニッケルが鉄のように錆びない要因として挙げられるのが、表面にある「不動化被膜」です。不動化被膜は「酸化被膜」とも呼び、表面の金属分が酸素と結合することでできる緻密な被膜のことです。

 

この被膜によって、高い耐食性を獲得しています。10円玉と違って、錆びた50円玉をあまり見かけないのは、50円玉にニッケルが含有されているからです。

 

2.電気伝導率が高い

ニッケルは電気伝導率が高い金属です。製品の表面にニッケルメッキを施すことで、電気伝導率を活かした導電材としても用いられています。

 

ニッケルメッキという分野が確立しているのは、電気伝導率が高くなるほど、電気抵抗も少なくなるため、電気を使用したメッキを行いやすく、ニッケルがメッキに適しているからです。

 

ニッケルの主な用途

ニッケルは前述した耐食性の高さや電気伝導率の高さだけでなく、特殊な磁気電気特性や耐久性の高さ、高温・低温でも強度が高いといった特長があります。そのため、携帯電話や調理器具、建築といった身近な分野から、医療機器や輸送といった専門的な分野に至るまで、幅広く活用されています。

 

ニッケルの代表的な用途は以下のとおりです。

 

  • ニッケル銅合金:船舶や硬貨など
  • 鉄ニッケル合金:特殊工学技術やエレクトロニクスなど
  • ニッケル基合金:ガスタービンや1部化学工場といった要求が厳しいもの

 

また、ニッケルはニッケル水素として、非常電池や輸送などに用いられている充電式電池システムの重要な役割を果たしています。

 

ニッケル合金とは?

「ニッケル合金」とは、「ニッケル基合金」ともいい、ニッケルの含有率が50%以上を超える合金のことです。他金属との組み合わせによって、ニッケルの特長である「高耐食性」「高い電気伝導率」に加えて、加熱性や加工性などの特性があります。

 

また、一言でニッケル合金といっても、その種類は数千にも及ぶといわれており、用途に応じて材質が選択されます。

 

代表的なニッケル合金

ここでは代表的なニッケル合金を次の5つを紹介します。

 

「ニッケル銅合金」は、銅が含まれているニッケル合金です。銅と組み合わせることで、ニッケルの耐食性や耐熱性に加えて、耐摩耗性や強度が増します。

 

そのため、海水が含まれる配管などにも用いられます。

 

「ニッケル鉄合金」は、鉄が含まれているニッケル合金です。半導体分野では有名な金属で、ニッケルの含有率が35~80%の「パーマロイ」や、鉄に36%のニッケルを組み合わせた「インバー」などは、ニッケル鉄合金となります。

 

「ニッケルクロム合金」は、クロムが含まれているニッケル合金です。クロムの含有率が10~30%のものは耐熱性が良いため、電熱線の材料として用いられています。

 

また、様々な場所で使用されているねじの材料としては、ニッケルクロム合金である「ニクロム」「インコネル」が使用されています。

 

「純ニッケル」は、ニッケルの含有率が99%以上の純金属のことです。アルカリ溶液などにも耐えうる耐食性を有しています。

 

前述のとおり、ニッケル合金は種類ごとに様々な特性を有していますが、科学分野で用いられる際には、ニッケル合金と並んで選定候補に含まれる金属です。

 

「高ニッケル合金」は高級ステンレス鋼に分類されるニッケル合金です。ニッケル含有率は50%を超えないため、従来ならばニッケル合金ではありませんが特性上、ニッケル合金として扱われています。

 

高ニッケル鉄基合金にも様々な種類がありますが、代表的なものとして挙げられるのは「インコロイ825」や「カーペンター20Cb-3」などです。

 

ニッケル合金の特性

ニッケル合金の共通の特性として挙げられるのが「耐食性」と「耐熱性」が高い点です。他にも過酷な環境にも対応できる、耐用年数が長いといった特性があり、リサイクルして再利用することができます。

 

そのため、今後も幅広い用途で使用されることが予想されます。また、ニッケル合金は前述のとおり、数千種類に及びますが、使用する場所によって合わせる材質を変えることで、上記以外にも様々な特性を加えることが可能です。

 

例えば、クロム・モリブデンなどを用いた合金であれば、耐食性を向上させられるため、化学工場などで使用できます。

 

クロム・コバルト・チタンなどを用いた合金ガスタービンなど、1,000度以上の高温に耐えられるほどの耐熱性を獲得できるため、ガスタービンなどで使用することが可能です。「電気磁気特性」も獲得できるため、電波干渉の遮蔽目的としても使用できます。

 

ニッケルスクラップの概要

「ニッケルスクラップ」とは、ニッケルの使用済みスクラップのことです。ニッケルスクラップとしては「ニッケルメッキ」「ニッケルステン」「超硬」などが挙げられます。

 

ニッケルスクラップも他の金属スクラップと同様、リサイクルして再利用することが可能です。そのため、持続可能な社会を作るSDGsなどの取り組みには、欠かせない金属といえるでしょう。

 

金属買取業者を選ぶ際の3つのポイント

金属買取業者を選ぶ際のポイントとして次の3つが挙げられます。

 

  • ユーザーニーズに幅広く対応している
  • 業界での経験が長い
  • 買取金額や回収までの流れが分かりやすい

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.ユーザーニーズに幅広く対応している

金属スクラップを買取業者に回収してもらう代表的な方法は「出張買取」と「持ち込み買取」の2つです。一般家庭で排出された少量の金属スクラップであれば、持ち込み買取でも問題なく買取できるでしょう。

 

一方、金属スクラップが大量に排出されやすい工場などでは、持ち込みが難しいという場合も多いです。そのため、買取方法の豊富さなど、ユーザーニーズに幅広く対応してくれる業者を選びましょう。

 

また、仕分け方法や処分方法などが分からないといった悩みにも真摯に向き合ってくれるのであれば、信頼できる業者といえます。

 

2.業界での経験が長い

どの業界においても、多くのユーザーからの信頼を得られなければ、長年にわたって活躍することはできません。金属スクラップの買取業界において、経験が長く、実績が豊富であるかどうかも業者を選ぶ際のポイントです。

 

特に金属スクラップは金属や非鉄金属の種類も多く、しっかりと取り扱うためには、知識と経験が欠かせません。業界経験の長い業者であれば、これまでに培ったノウハウを活かして、適切な買取を行ってくれる可能性が高くなります。

 

3.買取金額や回収までの流れが分かりやすい

悪徳な業者に当たってしまうと、金属スクラップを安く買い取られてしまうリスクがあります。安く買い取られないためには、相場状況や買取価格について、しっかりと説明してくれる業者かどうか確認しておくことが大切です。

 

また、金属スクラップの回収までの手順を明確に提示し、流れを分かりやすく説明してくれる業者かどうかも選ぶ際には欠かせないポイントです。

 

まとめ

ニッケルの価格や今後の価格展望、ニッケルの概要について解説しました。銅や鉄と比べると、一般人には馴染みのない金属ですが、あまり知られていないだけで、様々な分野で用いられており、価格も上昇傾向にあります。

 

ニッケルの需要は今後さらに伸びることが予想されるだけに、ニッケルを取り扱う方はその動向を注視していく必要があるでしょう。

 

当店は、鉄や非鉄スクラップの回収と高価買取を行っています。スクラップ買取でお困りの方は、ぜひ一度当店にご相談ください。

スクラップ価格ドットコムの高価買取の理由

  • 高度な分析力で圧倒的な金属の回収率
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運営会社情報

運営会社名
代表取締役
新崎 哲雄
資本金
1,000万円
取引銀行
三井住友銀行 芦屋支店
商工中金 神戸支店
尼崎信用金庫 神戸東支店
営業種目
金属資源リサイクル業(兵庫県公安委員会:第1310800003号)
古物証許可(兵庫県公安委員会:第63110100041号)
自動車商(兵庫県公安委員会:第63110100041号)
毒劇物一般販売業(神戸市191TA1023号)
産業廃棄物収集運搬業
飲食店営業許可
酒類販売業許可
営業品目
金属リサイクルコンサルティング業
貴金属全般(金・銀・プラチナ その他貴金属類)販売買取業
非鉄金属全般(アルミ・銅・ステンレス・真鍮 鉛 錫 その他非鉄金属類)販売買取業
レアメタル全般(ニッケル・コバルト・チタン タングステン 超硬 その他レアメタル類)販売買取業
貴金属地金販売買取業
宝飾品・ジュエリー販売買取業
アンティークコイン販売買取業
アンティーク家具・雑貨輸入販売業
ビンテージオートバイ・ビンテージカー輸入販売業
歯科用貴金属材料買取業
毒劇物一般販売業
カフェ・レストラン・バー等の飲食店の経営
会社沿革
1940年代個人商店(新崎商店)として、新崎真悟が金属リサイクル事業を開始。
2002年新たにレアメタルの取り扱いを開始。現代表 新崎 哲雄が有限会社エスアールシーを設立。
2005年事業拡大に伴い、株式会社へ組織変更。
2007年新たに貴金属リサイクル事業・地金取り扱いを開始。貴金属事業部:神戸ゴールドバンク発足。
2010年超硬リサイクル事業部(超硬ドットコム)サービス開始。
2013年ニッケルコバルトリサイクル事業部(ニコニコメタル)サービス開始。
事業拡大のため、六甲アイランドに事業用地を取得。六甲アイランドベース開設。
2018年アンティーク家具・雑貨事業部(Kobe Antique Warehouse)サービス開始。
レアウイスキー、クラフトビール販売サービス開始。
2019年歯科金属リサイクル事業部(シカキン)サービス開始。
2021年本社を芦屋市公光町へ移転。春からビンテージウイスキー販売事業開始予定
アクセス
六甲アイランドベース(受け入れヤード)
〒658-0031 兵庫県神戸市東灘区向洋町東2-7-10
東京営業所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2
鉄鋼ビルディング4階 S-07
お電話でのお問合わせ
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