皆さんが普段使用するモノの中にも、電池を使用することで動く製品は多いですよね。
乾電池やボタン電池は日常に身近なモノといえるでしょう。
しかし、電池の種類であるニッケル水素電池とアルカリ電池の違いを明確に意識したことがある人は多くはないと思います。
そこで、本記事では、ニッケル水素電池とアルカリ電池の違いを解説します。

ニッケル水素電池とは

ニッケル水素電池は、充電式であり、一度使っても充電することで繰り返し使用することができる点が特徴です。
水素吸蔵合金を使用することで、水素を気体ではなく金属のまま保存することを可能としており、水素をやりとりすることで充電や放電が行われています。

アルカリ電池とは

乾電池の極に二酸化マンガンや亜鉛を使用し、電解液に水酸化カリウムを使用している電池がアルカリ電池です。
電圧が大きく、長持ちである点が特徴です。
ところで、同じ乾電池であるマンガン乾電池は電流・電圧が小さいですが、休ませながら使うと電圧が回復するという特徴があります。

2つの電池の違い

ニッケル水素電池とアルカリ電池の違いにはどのようなものがあるのでしょうか。
以下で解説していきます。

充電できるかできないか
ニッケル水素電池は充電が可能な二次電池です。
充電が可能なため、繰り返し使うことができます。
アルカリ電池は一次電池であり、充電ができません。
一度使いきってしまえばもう捨てるほかありません。

値段
ニッケル水素電池は充電ができる分、高価です。
一方でアルカリ電池は安価です。
1本100円以下で購入することも可能なこともあります。

電圧
ニッケル水素電池が1.2Vである一方で、アルカリ電池の電圧は1.5Vです。
とはいえ、実際に使用する際には、大きな違いを感じることは少ないと思います。
というのも、アルカリ電池を繰り返し使用することで電圧が弱まっていくことが想定されて電化製品が作られているため、多少電圧の弱いニッケル水素電池を使用しても問題がないのです。

おわりに

以上、ニッケル水素電池とアルカリ電池の違いをご紹介しました。
一見充電可能なニッケル水素電池の方が優れているようですが、電池をあまり入れ替えない場合はアルカリ電池で十分役割が果たされるでしょう。
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