リチウムイオン電池を売ろうと思っている方はいらっしゃいませんか?
実は、リチウムイオン電池にはその種類によって、機能や含まれる金属が大きく異なります。
二次電池として、一般的に使われるリチウムイオン電池にはどのような種類があるのでしょうか。

今回は、その種類や特徴についてお伝えします。
スクラップのような金属製品の買取を検討される方は、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

リチウムイオン電池とは

リチウムイオン電池は、電池の正極と負極の間をリチウムイオンが行き来することで、充電や放電を行う電池です。
正極にはリチウム遷移金属複合酸化物、負極には黒鉛のような炭素材料を使うことが多いです。
このリチウム遷移金属複合酸化物の種類によって、リチウムイオン電池の種類が変わります。

また、二次電池という分類にされ、充電と放電を繰り返せる電池としても表現されます。
電池の特徴としては、高い電圧を出せる、放置した際の自己放電が少ない、エネルギー密度が高い、電池自体の容量が減りにくい（継ぎ足し充電ができる）、寿命が長い、充電効率が良い、使用可能温度の範囲が広いなどの長所が挙げられます。
一方で、ショートの発生のような危険性に配慮することが必要となります。

リチウムイオン電池の種類

リチウム遷移金属複合酸化物種類によって分類がなされ、企業の開発によって様々な種類のリチウムイオン電池が開発されています。

コバルト酸系
1990年代に商品化されており、非常に一般的なリチウムイオン電池です。
コバルトの価格変動によって、大きく価格が左右されます。
携帯電話のバッテリーに使われることが多いです。

マンガン酸系
熱安定性とコバルトを比較した際の、価格が安いことが特徴です。
自動車の部品に使われます。

リン酸系
材料コストの安さと熱安定性が高いことが特徴です。
製造コストと電気伝導性の低さが課題でしたが、近年改良されてきています。

ニッケル系
高いエネルギー密度が特徴です。
長く安全性に問題がありましたが、近年改良されて実用されています。

三元系
ニッケル、マンガン、コバルトの三つを使うことから三元系と呼ばれます。

最後に

以上、リチウムイオン電池についてご紹介しました。
私たちの生活の一部となっている携帯電話や自動車など、様々な製品に使われていることが分かったのではないでしょうか。

こういった電池は、金属製品の買取の際に高く評価されることがあります。
買取に出す際には、自分の買取に出すものの中に、リチウムイオン電池が含まれていないか確認してみましょう。