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金属スクラップ買取 豆知識

その他
触媒は買取可能?触媒の概要や触媒スクラップの種類について解説
2023.8.2

 

「そもそも触媒ってなに?」

「触媒って買取しているのか知りたい」

「触媒スクラップにはどのようなものが該当するの?」

 

このようなお悩みをお持ちの方に、触媒の概要や要素、触媒の買取有無などについて解説します。

 

触媒とは?

触媒とは、特定の化学反応のスピードを変化させるための物質です。物質の化学反応を起こすには、該当の反応物が活性化した状態でなければなりません。

 

活性化に必要なエネルギーを活性化エネルギーといいますが、活性化エネルギーの必要量を低下させながら、反応しやすくする働きを持つ物質が触媒です。

 

触媒に欠かせない3つの要素

触媒に欠かせない要素として次の3つが挙げられます。

 

  • 高選択性
  • 高触媒性
  • 高耐久性

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.高選択性

選択性は、複数存在する反応の中から、希望の反応を促進させて、所定の物質だけを生成することです。選択性は触媒の種類によって異なるため、効率良く反応させるためには、適切な触媒を選択しなければなりません。

 

適切な触媒を選択し、効率良く反応させられれば、資源の消費を抑えられます。

 

2.高触媒活性

活性は、反応の有無に大きな影響を与える要素のことです。触媒を選択する際の基本要素であり、活性能力の高い方が反応の制御が簡単となり、触媒の必要量を抑えて、低温でも反応させられます。

 

そのため、化学分野では活性能力の高い触媒が求められています。

 

3.高耐久性

耐久性は、触媒の寿命のことです。選択性と触媒活性が高い触媒であっても、触媒としての機能を保てる期間が短ければ、コストは高くなってしまいます。

 

触媒の活用されている物質は高額であることが多いため、耐久性が費用対効果に大きく影響するといっても過言ではありません。

 

自動車触媒について

自動車触媒とは名称どおり、自動車に取り付けられている触媒のことです。自動車は動力としてエンジンを使用していますが、その燃料としてガソリン・軽油などを燃焼します。

 

その際、不完全燃焼によって一酸化炭素や粒子状物質、一酸化窒素、二酸化窒素といった物質が排出されます。これらの物質は人体および環境に悪影響を与えることから、世界単位で排出量の制限基準が設けられました。

 

しかし、制限基準が設けられたものの、自動車のエンジンを始動すれば、どうしてもこれらの有害物質は発生してしまいます。そこで開発されたのが自動車触媒です。

 

自動車のマフラーに自動車触媒を取り付けることで、排ガスの排出前にこれらの有害物質を取り除くことに成功しました。

 

自動車触媒には多くの貴金属が使用されている

自動車触媒には、プラチナやロジウム、パラジウムなど、多くの貴金属が使用されています。特にプラチナとパラジウムは使用用途の中でも、自動車触媒として使用されている割合が最も多いといわれています。

 

プラチナはディーゼル車、パラジウムはガソリン車の触媒として利用されるのが一般的ですが、ヨーロッパではディーゼル車の排ガス不正問題を発端に、ガソリン車や電気自動車の需要が拡大しました。

 

その結果、プラチナの需要縮小によってプラチナ価格が大きく下落し、需要が拡大したパラジウムは価格が高騰しました。

 

しかし、政策方針として再生エネルギー投資を掲げていたバイデン氏が2020年11月にアメリカ大統領に当選したことで、燃料電池の需要拡大が見込まれることになり、プラチナが原料として使用されていることから再度価格が高騰しています。

 

このように自動車触媒として使用される割合が大きい貴金属は、自動車産業の動向によって価格が大きく変動します。購入タイミングやスクラップの買取タイミングを見計らっている方は、価格相場だけでなく、自動車産業の動向についても目を光らさなければなりません。

 

自動車触媒は買取可能?

前述のとおり、自動車触媒は多くの貴金属が含有されています。そのため、精錬後の貴金属含有量次第で、買取が可能です。

 

買取査定時には自動車触媒の精製・分析を行って、貴金属量を測定します。貴金属量が基準を満たしていれば、自動車触媒として機能していないものであっても買取可能です。

 

そのため、自身で買取できないと判断するのではなく、まずはスクラップ買取業者に相談して査定してみることをおすすめします。

 

触媒スクラップとは?

触媒スクラップとは、触媒の廃品のことです。

 

触媒スクラップの定義としては、廃品などから発生するプラチナやパラジウム、ロジウムなどの各貴金属をリサイクルし、新しくこれら貴金属を用いた製品にできる原料のことをいいます。

 

触媒スクラップの種類

触媒スクラップの種類として次の3つが挙げられます。

 

  • メタル
  • ハニカム
  • トラック用触媒

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

メタル

メタルとは、金属性の自動車触媒装置です。

 

セラミック製触媒の場合、性質上小型化するのが困難であるため、金属が代替として使用されています。

 

ハニカム

ハニカムとは、ハチの巣状にしたセラミック製の自動車触媒装置です。

 

排気管内は爆風にさらされることから、コストパフォーマンスと強度を満たせるセラミックが素材として使用されています。

 

トラック用触媒

トラックなどに使用されることが多いディーゼルエンジンは燃費効率が良い反面、ススが発生します。ススも有害な微粒子であり、厳格な排出規制が設けられていることから、ディーゼル触媒中に処理しなければなりません。

 

そのため、トラック用触媒の場合は上記で触れたメタルやハニカムとは異なり、以下2種類の触媒が取り付けられています。

 

  • ディーゼル用酸化触媒(DOC)
  • ディーゼル用微粒子捕集フィルター(DPF)

 

どちらもプラチナなどの貴金属が含有されており、買取する場合は2つを1セットして扱うことが多いです。どちらか一方でも買取が可能ですが、その場合は貴金属含有量によってランク付けされて買取価格が変動する可能性が高いため、注意しなければなりません。

 

ここまで紹介した種類はあくまでも代表的な触媒です。上記以外にも、メタルミニと呼ばれる自動触媒の他、工業用触媒やデキャン触媒など様々なものがあります。

 

触媒の買取を検討されている方は、扱っている触媒が買取対象かどうかスクラップ買取業者に問い合わせてみるとよいでしょう。

 

触媒を買取するメリット

触媒を買取するメリットとして以下が挙げられます。

 

  • 環境問題の解決につなげられる
  • 利益を拡大できる
  • リサイクルに寄与できる
  • レアメタルの確保に寄与できる

 

触媒を売却すれば、触媒の廃棄量を抑えられるため、廃棄コストを削減できます。また、触媒の売却によって得た売却益は雑所得として利益計上できることから、利益の拡大が可能です。

 

また、触媒の主な原料であるプラチナやパラジウムはレアメタルと呼ばれる希少金属です。希少金属でありながら、先端産業には欠かせない金属として需要が拡大しており、重要性が増しています。

 

鉱物のほとんどを輸入に頼っている日本にとって、触媒の買取による再利用はレアメタルの確保につながる戦略の1つとなり得ます。

 

触媒を高額で買取する際の4つのポイント

触媒を高額で買取する際のポイントとして次の4つが挙げられます。

 

  • 自動車産業の動向を確認する
  • 金属相場の状況を確認する
  • スクラップの仕分けを行う
  • まとまった量を定期的に売却する

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.自動車産業の動向を確認する

ディーゼル車の排ガス不正が発覚した際は、ヨーロッパでディーゼル車の需要が減少し、ガソリン車の需要が拡大しました。これにより、ディーゼル車触媒のプラチナ価格が下落し、ガソリン車触媒のパラジウムの価格が高騰しました。

 

このように、触媒の価値は自動車産業の動向によって大きく変動します。触媒を高額で買取するためには、自動車産業の動向をしっかりと確認しておかなければなりません。

 

2.金属相場の状況を確認する

為替が為替相場、株式が株式相場によって変動するように、金属価格は金属相場によって変動します。触媒はプラチナやパラジウムなどの貴金属が使用されているため、触媒の価値も当然、貴金属の相場の影響を受けます。

 

触媒をできるだけ高額に買取したいのであれば、原料として使用されている貴金属の相場状況を確認し、価格が高くなっているタイミングで買取してもらいましょう。

 

3.スクラップの仕分けを行う

様々な種類の触媒を1つにまとめていたり、樹脂や別の金属などが混在したりしている場合、雑品スクラップとして扱われてしまいます。雑品スクラップは業者が分別しなければならず、手間がかかることから、買取価値は本来の価値よりも低下してしまいます。

 

買取価値を下げないためには、種類ごとに触媒を分けたり、他金属が混在しないように取り外したりしておくことが大切です。

 

4.まとまった量を定期的に売却する

業者によって異なるものの、買取対象量は一般的に1kgです。少量の触媒を少しずつ買取するよりも、大量の触媒をまとめて買取した方が交渉しやすく、高額で買い取ってもらえる可能性があります。

 

また、スクラップ買取業者もスクラップ加工業者に一定量納品しなければなりません。このような経緯から、定期的にスクラップを売却してくれる企業の方が取引しやすいことから、好条件で買取してくれる可能性が高いです。

 

そのため、一定量の触媒スクラップが発生する場合は、定期的にまとまった量を売却するようにしましょう。

 

スクラップ買取業者を選ぶ際の4つのポイント

スクラップ買取業者を選ぶ際のポイントとして次の4つが挙げられます。

 

  • 幅広い買取方法に対応している
  • 売却予定のスクラップ買取への対応有無
  • 実績が豊富かどうか
  • 高額買取を心がけているか

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

1.幅広い買取方法に対応している

買取方法は大きく分けて次の3つです。

 

  • 出張買取:スクラップ買取業者が依頼先まで出向いて査定・買取を行う方法
  • 宅配買取:買取依頼者が段ボールなどに買取品を積めて買取業者に送付する方法
  • 持ち込み買取:自身で買取品を買取業者に持ち込んで査定・買取を行う方法

 

上記方法のうち、スクラップ買取の場合は「出張買取」と「持ち込み買取」が一般的ですが、買取業者によっては対応している買取方法は異なります。幅広い買取方法に対応している方が取引しやすいため、買取手段が豊富かどうか依頼前に確認しておきましょう。

 

2.売却予定のスクラップ買取への対応有無

業者ごとにスクラップ買取の対象品目が設定されています。そのため、スクラップ買取業者だからといって、すべてのスクラップを買取しているわけではありません。

 

持ち込んだスクラップが買取対象外という場合もあるため、依頼予定の買取業者が売却を検討しているスクラップの買取を行っているのかどうか事前に確認しておく必要があります。

 

3.実績が豊富かどうか

買取の依頼を予定している業者がどんなスクラップの買取を行ってきたのかも確認しておきましょう。スクラップは様々な種類があり、的確な査定を行うためには、これまでの経験が物をいいます。

 

買取を予定しているスクラップの買取実績が豊富な業者であれば、的確な査定を行える可能性が高いため、適正な価格でスクラップを売却することが可能です。

 

4.高額買取を心がけているか

スクラップ買取業者のホームページを閲覧し、高価買取を掲げているかを確認しましょう。高価買取を掲げている場合、優良企業である可能性が高いです。

 

しかし、業者によって買取価格は異なる他、相場状況などによって買取価格は変動しています。そのため、高価買取を掲げているからといって、すべてを鵜呑みにしてはいけません。

 

業者に騙されないためには、ホームページの情報を参考にしながら、相場状況や複数の業者から見積もりを取って買取価格を比較することが大切です。

 

まとめ

触媒の概要や要素、触媒の買取有無などについて解説しました。結論からいうと、触媒の買取は可能です。

 

資源の確保や環境問題への寄与、利益拡大につなげられるなどのメリットも多く、むしろ触媒の買取をしないという選択肢はありません。ただし、一口に触媒といっても、様々な種類のスクラップがあります。

 

スクラップ買取業者によって買取の対象でない場合がある他、相場状況によって高額で買取されない可能性も少なくありません。そのため、納得いく形で売却するには、当記事で紹介したスクラップ買取業者を選ぶポイントや高額で買取してもらうポイントを押さえてうえで、買取依頼することが大切です。

 

当店は、鉄や非鉄スクラップの回収と高価買取を行っています。スクラップ買取でお困りの方は、ぜひ一度当店にご相談ください。

スクラップ価格ドットコムの高価買取の理由

  • 高度な分析力で圧倒的な金属の回収率
    これが高価買取の大きな理由
    例え「買取単価」が高くても、抽出した金属の量が少なければ買取価格は低くなります。自社工場の最新機器を使用し、精練分析・精製分析によって高い回収率を実現しています。
  • 買取から販売まで自社一貫体制
    中間コストをカットし買取価格に反映
    例え「買取単価」が高くても、抽出した金属の量が少なければ買取価格は低くなります。自社工場の最新機器を使用し、精練分析・精製分析によって高い回収率を実現しています。

運営会社情報

運営会社名
代表取締役
新崎 哲雄
資本金
1,000万円
取引銀行
三井住友銀行 芦屋支店
商工中金 神戸支店
尼崎信用金庫 神戸東支店
営業種目
金属資源リサイクル業(兵庫県公安委員会:第1310800003号)
古物証許可(兵庫県公安委員会:第63110100041号)
自動車商(兵庫県公安委員会:第63110100041号)
毒劇物一般販売業(神戸市191TA1023号)
産業廃棄物収集運搬業
飲食店営業許可
酒類販売業許可
営業品目
金属リサイクルコンサルティング業
貴金属全般(金・銀・プラチナ その他貴金属類)販売買取業
非鉄金属全般(アルミ・銅・ステンレス・真鍮 鉛 錫 その他非鉄金属類)販売買取業
レアメタル全般(ニッケル・コバルト・チタン タングステン 超硬 その他レアメタル類)販売買取業
貴金属地金販売買取業
宝飾品・ジュエリー販売買取業
アンティークコイン販売買取業
アンティーク家具・雑貨輸入販売業
ビンテージオートバイ・ビンテージカー輸入販売業
歯科用貴金属材料買取業
毒劇物一般販売業
カフェ・レストラン・バー等の飲食店の経営
会社沿革
1940年代個人商店(新崎商店)として、新崎真悟が金属リサイクル事業を開始。
2002年新たにレアメタルの取り扱いを開始。現代表 新崎 哲雄が有限会社エスアールシーを設立。
2005年事業拡大に伴い、株式会社へ組織変更。
2007年新たに貴金属リサイクル事業・地金取り扱いを開始。貴金属事業部:神戸ゴールドバンク発足。
2010年超硬リサイクル事業部(超硬ドットコム)サービス開始。
2013年ニッケルコバルトリサイクル事業部(ニコニコメタル)サービス開始。
事業拡大のため、六甲アイランドに事業用地を取得。六甲アイランドベース開設。
2018年アンティーク家具・雑貨事業部(Kobe Antique Warehouse)サービス開始。
レアウイスキー、クラフトビール販売サービス開始。
2019年歯科金属リサイクル事業部(シカキン)サービス開始。
2021年本社を芦屋市公光町へ移転。春からビンテージウイスキー販売事業開始予定
アクセス
六甲アイランドベース(受け入れヤード)
〒658-0031 兵庫県神戸市東灘区向洋町東2-7-10
東京営業所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-2
鉄鋼ビルディング4階 S-07
お電話でのお問合わせ
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電話受付時間:平日午前9時~17時(全国対応)
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