硫酸銀の処分にお困りの方はいらっしゃいませんか?
工業製品をスクラップに出す際や処分を検討される際に、硫酸銀の処分方法が分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも硫酸銀がどんなものか分からないという方も多いかと思います。
そこで今回は、硫酸銀についてと処分の方法についてお伝えします。
ご自分の工業品の種類、処分の方法を知ることで、スペースやデッドストックの有効活用をしてみてはいかがでしょうか。

硫酸銀とは

硫酸銀は、銀の硫酸塩です。
塩（えん）とは、酸と塩基の中和反応、酸と塩基性酸化物、または金属の単体との反応によって発生する物質です。
硫酸銀は、硫酸（酸）と銀（金属）の反応によって、発生する塩（えん）ということになります。

その製法は、銀を熱濃硫酸に溶解して、水で希釈することによって発生する沈殿物を取得する方法が挙げられます。
他にも、硝酸銀水溶液に希硫酸、または硫酸塩水溶液を加えて発生する沈殿物を取得する方法や、硫化銀を空気中で高温で熱することによって焼成する方法が挙げられます。

光に反応して黒化する、銀の抗菌作用があるなどの性質を持っています。
黒化することから、白髪染めに使われるほか、抗菌材料や反応触媒などにも用いられます。

硫酸銀の処分について

硫酸銀と聞くと、何となく毒性のありそうなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、データはほとんどありませんが、硫酸塩の一種であることから、人体に害を及ぼす可能性があります。

また、水生生物に対しては、非常に強い毒性があり、水生環境有害性の区分1に指定されています。
日本においては、毒物及び劇物取締法によって劇物と指定されているため、危険性の高い物質と言えるのではないでしょうか。

処分においては、国立医薬品食品衛生研究所によると、還元焙焼法によって金属銀として回収するとされており、処理を専門業者に委託することが望ましいとされています。
処分の他に、おすすめしたいのが売却です。
処分の際に、その金属がどういった物質か分からなくても、業者の分析によってスムーズに売却を行えます。
また、硫酸銀も買取している業者があり、事前にHPなどで調査されることをお勧めします。

最後に

今回は、硫酸銀の特徴と処分の方法についてご紹介しました。
処分のほかにも売却という手段では、手持ちの硫酸銀をお金に変えられるため、処分よりもお得と言えるのではないでしょうか。
買取をお考えの際には、是非一度当社までご相談ください。